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<更新情報>
2012.08.26
無線LANの方式について、種類と図を追加しました。
WiFiモバイルの関連で、部分的に文章の位置を変更し、表現を改めました。
WiMAX関連記事のリンクを設けました。
<段落のタイトルを修正しました>
WiMAXモバイル
→ WiMAX(WiMAXモバイル)
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WiFiの機能
WiFiは、無線を使ってLANに接続します。
無線つまりワイヤレスなので、じゃまになりがちな通信用の線がありません。
LANは、Local Area Networkですが、典型的な使い方では、PCの他に
ネットワーク対応のプリンタやHDDなどがつながりますね。
今までの使い方でネットワークにつなげるには、WiFiの基地局である
アクセスポイントを置き、有線で接続しておきます。
モデムやハブなどの有線でつなぐ装置も必要でした。
ルーター機能を備えたWiFi機器では、アクセスポイントやハブは必要なく、
WiFi対応機器は無線でLANを構成します。
公衆無線LANスポット経由でインターネットにもつながります。
WiMAXでも同じようにできます。
「WiMAX」については、次の記事を参考にどうぞ。
WiMAXとは
モバイルWiMAXとは
モバイルWiMAX2の仕組み
公衆無線LANサービス
外出先では、公衆無線LANサービスによりインターネットにつながります。
使っている人も多いですが、街に点在する「ホットスポット」経由で、
インターネットにつなぐことができます。
「ホットスポット」は、無線LANアクセスポイントです。
公衆無線LANサービスは、有料のものや無料のものもあります。
外出先でつながると便利ですね。
仕組みは、家庭内のLANと同じです。
Wi-Fiのロゴ
Wi-Fiロゴは、米国の業界団体であるWi-Fiアライアンスの認定を受けると
機器間の相互接続性を保証でき、付けることができます。つまり、メーカー
が異なる装置間でもつながるということです。WiFiができる前は、同じ
メーカーでも機種の違いでつながらないことがありました。
これでは困るので、問題を解消する目的でWi-Fiアライアンスが作られました。
規格と無線LAN
WiFiは、IEEE 802.11無線LAN規格に沿ったものですが、両者はイコールでは
ありません。Wi-Fiアライアンスにより認定しなかったものは、WiFiのロゴ
を与えられずWiFiではありません。
「無線LAN」は、無線によりLANを構成するシステムです。
有線LAN以外のものはすべて無線LANと言えますが、光や音波を使うものを
無線に含めるかどうか、分類の方法により定義は異なります。
たとえば、赤外線は「電磁波」の一種ですが、「電波」に含めると「赤外線通信」
によるものも無線LANです。
無線LANの規格はいくつかあります。有名なものはIEEE 802.11シリーズです。
IEEE 802.11シリーズの例
IEEE 802.11/a/b/g/j/n/ac/ad
IEEE 802.15シリーズの規格もあります。
IEEE 802.15シリーズの例
IEEE 802.15.1 ー Bluetooth
IEEE 802.15.3a ー UWB (Ultra Wide Band)
IEEE 802.15.4 ー ZigBee
WiFiと無線LANの関係を図に描きました。
図には、この記事では説明していない方式もあります。「無線LAN」についても、
記事無線LANを参考にどうぞ。
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一部のイラストは、次のサイト様の素材を利用しました。
来夢来人 http://www.civillink.net/
イラストわんバグ http://www.wanpug.com/