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<更新情報>
2012.05.12
記事のカテゴリを変更しました。
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この記事は、別のサイトに投稿したものをこちらに移転しました。
元記事のURL:http://wimax-page.seesaa.net/article/247585018.html
作成日 :2012年1月21日
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ホットなニュースです。
SDアソシエーション (SDA)は、SDカードの新規格を発表しました。
SDアソシエーション SD Association
SD等のメディア規格の標準化を行う米国の団体です。
(SD、SDHC、SDXC、micro SD、その他)
その規格とは、
無線LAN機能を搭載する「Wireless LAN SD」標準規格です。
米国での報道は、現地時間の2012年1月9日
日本での発表は1月11日
簡単に言うと、WiFi対応のSDカードを実現するものです。
これが何を意味するかというと、
…
無線LAN機能のないデジカメ等でも、「Wireless LAN SD」機能のカード
を付けると「無線LANを使用」できます。
これは、かなり便利ですね。
撮影した画像や動画を無線LANで伝送できます。
こまかい話ですが、伝送するには仕組みが必要です。
この規格では、ホームネットワーク通信機能などをサポートする
インターフェース規格も同時に規定したようです。
この仕組みにより、デジカメ等からスマートフォン等へ伝送することが
できます。
この規格に対応する製品は、東芝製のカードがあり、すでにサンプル出荷
を初めています。
Eye-Fi社のカードと「Wireless LAN SD」機能
米Eye-Fi社の「無線LAN内蔵SDカード」があり、日本でも販売しています。
ただし、「Wireless LAN SD」規格に完全に対応するものではありません。
製品の特徴を説明すると、
Eye-Fiは「前もって設定したアクセスポイントを探して、写真や動画を自動
転送する機能に特化」します。
一方「Wireless LAN SD」規格は、
「ホストからのコマンドに反応し、動作することを前提にする」
コマンド 機器の内部で使う処理命令のこと
という点が、大きく違うのです。
「ホスト」は、ホストクラブのホストではなく、
「インテリジェント機能を持ち、何らかの処理を提供する機器」のことです。
たとえばカードをPCにつなぐと、PCがホストです。
Eye-Fiは、アップロードするだけの単機能ですが、「Wireless LAN SD」規格
対応のカードでは以下のことができます。
・対応機器(カメラ等)の機能やアプリを介して動作する
・アクセスポイント経由のアップロードだけでなく、機器どおしのファイル
伝送など、さまざまな機能に対応
東芝製のカード
「Wireless LAN SD」規格に対応するカードは、同社によると世界初として
います。2011年11月からサンプル出荷していましたが、2月から発売予定
とのことです。
Wireless LAN SD規格に対応するだけでなく、独自の「ウェブサーバ機能」
を搭載します。伝送機能はもちろんですが、非対応の機器につないでも
当社独自の「ウェブサーバ機能」により、PCやスマートフォンなどから
カードの中身を参照したりファイルにアクセスできるようです。
ただ、機能すべてを使うには、カードを装着するデジカメ等が「Wireless
LAN SD」規格に対応することが必要です。
Wireless LAN SD規格
この規格は、SDですから、当然ながらまず、ストレージ(記録)機能
があります。
無線LANは、IEEE802.11a/b/g/nの4種類に対応する予定です。
「無線LAN」について詳しくは、次の記事をどうぞ。
無線LAN
http://wimax-page.123-info.net/archives/228
「WiFi」について詳しくは、次の記事をどうぞ。
WiFiとは
http://wimax-page.123-info.net/archives/60