スクランブル scramble

通信においては、一定のルールに基づいて信号をランダム化する処理のこと。

ベースバンド伝送では2値のディジタルデータ”0″、または”1″を伝送するときに、符号化の処理を行ってから伝送し、受信側で複合化して元に戻す。目的は伝送エラーを減らすのと、もう一つは伝送クロックを同時に送ることにある。いくつかの符号では、その性質により受信側が完全に同期できない。スクランブラ (scrambler) は同期できるように信号に細工する処理を行う。受信側のデスクランブラ (descrambler) は、ルールに従って細工された符号を元に戻す。

スクランブル処理を定性的に表現すると、信号スペクトル強度を平均化し受信しやすくする。

参考記事
伝送符号のスクランブルとは
伝送データの符号化
伝送符号とは